競馬の有名な名前一覧!面白い・かっこいい・かわいい馬名の由来や文字数ルールを解説

競馬の有名な名前一覧!面白い・かっこいい・かわいい馬名の由来や文字数ルールを解説

シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、ウオッカ、オルフェーヴル、ゴールデンシックスティ。

競馬では、これまで様々な名前の馬が走ってきました。

中には、面白い馬の名前、かわいい馬の名前、かっこいい馬の名前など、様々な名前の馬が存在していましたし、現在も存在します。

そして、初心者の中には、競馬の馬名についてどのようなルールで決められるのか、わからない人も多いのではないでしょうか。

当記事では、競馬の名前のルールや決め方について解説します。

さらに、これまで競馬界に存在した、面白い名前、かわいい名前、かっこいい名前、そして強かった珍名馬についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

競馬の名前を決める際のルール

競馬の名前を決める際には、さまざまなルールが存在するため、これを守らなければなりません。

さらに、せっかく名前を決めたとしても、審査を通過しなければ、競走馬の名前として認められないのです。

ここでは、競馬の馬名の決定方法や、その審査について紹介します。

名前を決めるには審査が必要

競走馬をレースに出すには、ある機関の審査を受け、馬の名前を登録する必要があります。

その機関は、公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルです。

同機関は、主に、サラブレッドの血統・繁殖・馬名登録と血統書・証明書の発行を行っている機関で、JRAの競馬を支えている団体です。

そのため、同機関に、所有者の情報、馬の情報(血統など)といった必要な事柄を書いた申込書を提出し、承認を得なければなりません。

馬名の申請に関しては、第三希望まで書くことができます。

その際に、名前のカタカナ表記・アルファベット表記(国際レース出走の可能性を踏まえ)、馬名の意味と由来を書くことが必要です。

申請して、審査に通ることで、正式に馬の名前が決定し、「馬名登録原簿」への登録がされることとなります。

もし、審査に引っかかった場合、全く違う名前を出すといった対応が必須です。

また、馬の名前は、登録される前ならば何度も変えることができ、登録された後でも、出走前ならば1回だけ変えるチャンスがあります。

ただし、1度でも出走したならば、何がどうあっても名前を変えることは不可能となります。

名前の文字数

日本では、中央・地方ともに、競馬の名前の長さは「9文字まで」となります。

加えて、「アルファベット18文字以内」「カタカナ2文字以上」でなければ認められません。

よって、馬に対して、カタカナ1文字、10文字以上の長さの名前をつけることはできないのです。

そのため、無理矢理9文字にするため、泣く泣く名前を削ることもしばしばあります。

本当は「オウケンブルースリー」と名付けたかった「オウケンブルースリ」、「カツラノハイセイコー」と名付けたかった「カツラノハイセイコ」、「ファビュラスラフィン」と名付けたかった「ファビラスラフィン」など、泣く泣く名前を削られた名馬も存在するのです。

ちなみに、海外にはもっと長い名前の馬がいます。

競馬の名前に関する国際的なルールとして、アルファベット18文字以内は同じですが、日本のようにカタカナという概念がないため、カタカナ9文字以上の名前の馬が多く存在するのです。

2024年に安田記念を勝利した「ゴールデンシックスティ」は11文字でした。

このような「名前の長さルール」は、多くの馬主を悩ませています。

そのため、競馬の国際基準に合わせ

「カタカナ10文字以上を認めて欲しい」

という動きも出始めているとのことです。

今後、この「カタカナ9文字以内」ルールは、変更になるかもしれませんね。

使用NGの名前あり

多くの珍名馬がいるように、競馬の名前については、ある程度自由に決めてOKです。

ただ、名前の審査があるように、当然NGな名前も存在します。

それは、明らかな放送禁止用語や、明らかにモラルを欠いた言葉は当然として、他にもNGとなるルールがあります。

まず、実在した馬の名前をつけることはできません。

「馬名登録原簿」に登録されている名前はもちろん、両親の名前と同じ名前、著名な馬と同じ名前、G1勝利馬と同じ名前をつけることはできないなど、様々なNGルールがあります。

つまり、「ディープインパクト」や「サンデーサイレンス」といった名前をつけることはできないのです。

ただし、過去に同じ名前の馬が存在していたとしても、その馬の登録が抹消されていたり、すでに亡くなっていたり、一定の期間が経過していれば、再利用することも可能です。

現に、2024年の皐月賞馬であるジャスティンミラノの父であるキズナは、昭和にも同名の馬が存在していました。

ただ、現在の種牡馬キズナは、ダービーを勝利しているため、今後「キズナ」という名前の馬が日本で走ることはありません。

相撲の「小錦」や「若乃花」、「琴櫻」のように、過去の名前を襲名するというのもロマンがあって面白そうですが、ルールなので仕方ないですね。

審査次第で変更が求められる

先述したように、競馬の名前を登録するには審査に通る必要があり、もし審査に受からなければ、変更しなければなりません。

実際にあった話として、並河賢一郎という馬主が、「モルフェーヴル」という名前で申請した際、審査機関から

「父のオルフェーヴルに告示している”紛らわしい名前”であり、”オ”と”モ”の発音も同じであり、区別がつき辛い」

と言われ、ハネられてしまったのです。

この「モルフェ」は、並河オーナーの冠名でもあったのですが、それでも「ダメ」という回答でした。

結局この「モルフェーヴル」は、「モルフェオルフェ」と名付けられ、審査に通ることとなりました。

この「オルフェ」というのも、父オルフェーヴルの愛称ではありますが、紛らわしいわけではないためOKのようです。

ちなみに、このモルフェオルフェは、見事にオープン入りを果たしています。

もし「モルフェーヴル」のままで審査に通っていたならば、混乱が生まれたかもしれませんね。

競馬における面白い馬の名前

競馬において競走馬の名前をつける際、審査があることについて説明しました。

そんな審査を潜り抜けた馬の中には、ユーモアや奇抜さを感じさせる面白い名前の馬も多く存在します。

ここでは、当メディアが厳選した、特に面白い馬の名前を紹介していきます。

モチ

モチという名前の由来は、間違いなくあの「餅」です。

モチのオーナーは、変な名前をつけることで有名な小田切有一オーナーで、レースで粘って欲しいという意図からつけられたのでした。

こんな名前ですが、若駒Sを勝利しており、実況が

「モチが粘っている!」

と言ったことで、競馬ファン以外からも有名になりました。

キンタマーニ

「これは公序良俗に反しているじゃないか!審査は何をやっているんだ!」

と思われるかもしれません。

しかし、この名前の由来は、バリの有名観光スポット、キンタマーニ地方です。

ちなみに、2014年産の佐賀競馬にも同名の牝馬も存在しました。

オトナノジジョウ

この馬の名前だけならばピックアップしないのですが、母の名前は”リャクダツアイ”で、様々な想像を掻き立てたことから、”珍名馬”として注目を集めました。

ちなみにこの馬は、叔父にG1を6勝しているモーリスがいる良血でもあります。

ソンナノカンケーネ

某海パンお笑い芸人のネタが由来です。

この馬も、カタカナ9文字以内ルールに引っかかり、「ソンナノカンケーネー」としたいところが、「ソンナノカンケーネ」と、泣く泣く名前を削りました。

ヨバンマツイ

ご覧のとおり、メンコがヤンキース柄です。

松井秀喜選手がヤンキースに移籍してからデビューしました。

ただ、ヤンキース時代の松井選手は、主に5番を打っており、4番はあまり打ちませんでした。

ちなみに、「サンバンナガシマ」という馬もいましたが、「ヨバンオー」という馬はいません。

この「サンバンナガシマ」は、古い巨人ファンが

「王が3番で長嶋は4番だ!」

と怒りそうな名前です。

競馬におけるかっこいい馬の名前

競走馬の中には、非常にかっこいい名前の馬もいます。

かっこいいの定義は人によって異なるかもしれませんが、ここで紹介するかっこいい名前の馬は、強さも伴っていることから、さらにかっこよさが増しています(1頭除く)。

ここでは、当メディアが厳選した、特に面白い馬の名前を紹介していきます。

ダンスインザダーク

人気絶頂の武豊騎手とともに1996年の菊花賞馬を制した、かっこいい名前の筆頭格です。

ビョーク主演の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」という映画もありましたが、ダンスインザダークの方が先です。

エアジハード

1999年に安田記念、マイルCSを制したマイル王です。

エアは冠名で、ジハードはアラビア語で「命も地位もお金も惜しまずに、最大限できる努力」という意味です。

ジハードといえば「聖戦」をイメージしてしまいますが、これは欧米のマスコミによるミスリードです。

バブルガムフェロー

朝日杯と天皇賞秋を制した、サンデーサイレンス産駒の藤沢和雄厩舎の馬です。

当時、3歳(旧4歳)で天皇賞秋を勝つ馬は少なく、話題となりました。

由来は「ガムを噛む男」という意味です。

サンデーサイレンス

競馬ファンならば誰もが知っている大種牡馬です。

今の日本競馬があるのは、この馬のおかげと言っても過言ではありません。

名前の由来は、 母の名の一部を取り、父の名から連想したもので、フランス語で「すばらしい日曜日」という意味だそうです。

この馬の名前が「サンデーサイレンス」でなければ、ノーザン系巨大クラブ「サンデーレーシング」の名前も違ったかもしれません。

ライジングヘリオス

この「ライジングヘリオス」は、もともとは実在しない馬の名前です。

昔の2ちゃんねるにおいて、「かっこいい馬の名前挙げろ」というスレッドで、さんざん挙げられていた名前でした。

そして、2009年、ライジングヘリオスが中央デビューしますが、すぐに地方移籍となっています。

キズナ

2013年のダービー馬で、2024年リーディングトップの種牡馬でもあります。

2011年の東日本大震災で広まった「絆」という言葉からつけられた名前です。

2013年のダービーで勝利し、武豊騎手のガッツポーズとともに、多くの競馬ファンを感動させました。

競馬におけるかわいい馬の名前

競走馬の中には、うっとりするほどかわいい名前の馬も存在します。

ここでは、当メディアが厳選した、特にかわいい馬の名前を紹介していきます。

ハシルヨミテテ

由来は「走るよ見てて」です。

そんなこと言われたら

「よし見てやるか」

と言いたくなりますが、なかなか勝つことができず、見ている人をイライラさせました。

スモモモモモモモモ

2024年現在、現役の地方所属の牝馬です。

「モ」が8文字もあり、実況泣かせの馬として競馬ファン以外にも話題となり、この馬が勝った際の実況アナの滑舌に称賛の声が上がりました。

ピカピカ

名前も某ねずみポケモンのようで可愛いのですが、ピカピカが勝った時の鞍上も話題となりました。

ピカピカに騎乗していたのは、新潟芝1000mの名手である西田雄一郎騎手です。

西田騎手は、ピカピカが勝った際、ピカピカの頭を強調し、競馬ファンの笑いを誘ったのでした。

ビックリシタナモー

びっくりするような末脚を使うダート馬です。

先日結婚を発表した藤田菜七子騎手が、ダート短距離で鮮やかな追い込みを見せ、名前も騎手もかわいいことから、注目を集めました。

ユキチャン

母がシラユキヒメで白毛のユキチャンは、現在の白毛一族が競馬界を斡旋する道を切り開いた隠れた名馬です。

2008年の関東オークスでは、1.7秒差の圧勝で、白毛馬初の重賞制覇を成し遂げました。

さらに、秋華賞にも出走し、白毛馬初のG1出走を果たしたのです。

また、地方移籍後も重賞を2勝しており、白毛一族=ダートに強いという図式は、このユキチャンの活躍によってできたものであるといえます。

そう考えれば、ユキチャンの功績は、非常に大きなものであると言えるでしょう。

エガオヲミセテ

阪神牝馬S、マイラーズC、エリザベス女王杯3着と、実績十分のかわいい名前の馬です。

由来は「笑顔を見せて」で、珍名馬オーナーでおなじみの、小田切オーナーの持ち馬です。

このエガオヲミセテは、悲劇の馬と言われています。

エガオヲミセテは、放牧先の山元トレーニングセンターで火災が発生し、この火災が原因でこの世を去ってしまったのです。

この後紹介する、全弟のオレハマッテルゼは、エガオヲミセテの意思を継ぎ、G1勝利を果たしました。

変な名前なのに強い!競馬で有名な珍馬名6選

ここまで紹介してきた珍しい名前の馬たちの中には、実績のない馬も多くいました。

確かに、重賞やG1を勝つ馬は、マッドクール、チェルヴィニア、ブローザホーン、ジャンタルマンタルといった、良く言えばかっこいい、悪く言えば無難な名前の馬が多いです。

ただ、変な名前なのに強かった馬もいます。

ここでは、当メディアが厳選した、変な名前なのに強かった馬を紹介していきます。

マツリダゴッホ

2007年の有馬記念、2着ダイワスカーレット、3着ダイワメジャーの先にいたのは、単勝52倍のマツリダゴッホでした。

マツリダゴッホの由来は、マツリダは冠名で、画家の方のゴッホを組み合わせた名前です。

父はサンデーサイレンスだったため、このマツリダゴッホは変な名前のくせに、「サンデーサイレンス最後の大物」と言われていました。

オレハマッテルゼ

G1に弱いと言われていた柴田善臣騎手と共に、高松宮記念を勝利した名馬です。

由来は、石原裕次郎主演の「俺は待ってるぜ」という映画だそうです。

エガオヲミセテの全弟で、変な名前ですが良血馬です。

カレンチャン

「かわいい名前」の方で紹介すべきかもしれませんが、実績がありすぎるため、こちらで紹介します。

カレンチャンは、可憐な乙女どころか、牡馬顔負けの走りで、スプリントG1を2勝しました。

2012年の高松宮記念は、スプリント史上最強馬のロードカナロアにも勝っており、それだけでもカレンチャンがどれだけ強かったかがわかります。

ネコパンチ

馬なのに「ネコパンチ」ということで話題となった馬です。

オープン馬でしたが、重賞では結果が出ない日々を過ごしていました。

しかし、2012年の日経賞、ルーラーシップとウインバリアシオンという超実力馬を退け、見事逃げ切ったのです。

単勝は167倍で、騎手は穴男でお馴染みの江田照男騎手でした。

江田騎手が、インタビューで「ニャー」とポーズを取ったのがとても印象的で、未だに競馬ファンの心に残っています。

ナイスナイスナイス

1988年デビューの馬で、珍名馬の先駆けのような馬です。

阪神3歳Sを3着、きさらぎ賞と京都記念を勝利している実績馬です。

由来は、父がナイスダンサーだったことから、「ナイス」の三連呼で、その名前になったのだと考えられます。

オニャンコポン

現役のオープン馬で、京成杯を勝利した実績があります。

また、ドウデュースとイクイノックス世代の皐月賞・ダービーでも好走しました。

オニャンコポンの由来は、ガーナの現地語で『偉大なるもの』という意味です。

また、「進撃の巨人」で、オニャンコポンというキャラが登場しており、そのことからも話題となりました。

おまけ:競馬における一番長い馬の名前

「名前の文字数」のところでもお伝えしたように、日本の競馬における競走馬の名前は、カタカナ9文字以内という厳格なルールがあり、カタカナ10文字以上はNGです。

しかし、外国の競馬であれば、アルファベット18文字以内であればOKなため、カタカナ表記だと10文字を超える名前の馬は普通に存在します。

2024年に安田記念を勝利した「ゴールデンシックスティ」は11文字ですし、2005年にスプリンターズSを勝った「サイレントウィットネス」も11文字、2006年のスプリンターズSを制した「テイクオーバーターゲット」は12文字です。

日本の競馬で勝利した最長の名前の馬は、2003年にジャパンカップダートを勝利した「フリートストリートダンサー」で、13文字もあります。

ちなみに、カタカナ表記で一番長い馬は、2007年の米国ケンタッキーダービー、ベルモントSに出走した「アイムアワイルドアンドクレイジーガイ」の18文字です。

アルファベット表記でも「Imawildandcrazyguy」で18文字なため、ギリギリ収まっています。

もし、このアイムアワイルドアンドクレイジーガイが、日本のジャパンカップダートで出走したならば

「なんてクレイジーな名前なんだww」

「ワイルドすぎるだろww」

といったように、評判となっていたかもしれませんね。

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